2023年2月1日全校朝礼での学校長挨拶
23.02.01
おはようございます。
とても寒い朝でしたね。お風邪など召されませぬように。
さて、この前の日曜日、大阪国際女子マラソンがありました。
本校の陸上部の生徒も何人かボランティアとして参加してくれたと聞いています。
多くのランナーが大阪の街を駆け抜けましたが、こうしたランナーを支えているのは、たくさんのボランティアの人と、それと沿道の応援の人たちなんですね。
このレースでは安藤友香さんが日本人トップで3位になったんですが、レース後のインタビューで「自己ベストが出せなくて悔しいけれど、沿道の皆さんが応援してくれたのがありがたかった」と話されていました。
私もマラソンを走ったことがあるので、沿道の応援から本当に力をもらえるということがよくわかります。
頑張っている人を応援するというのは、人間の自然な感情なのかもしれません。皆さんも頑張っている人にはたくさんの応援をしてあげたくなりますよね。
でも今日は、「応援する」ということではなく、「応援される」ということを皆さんに考えてほしいと思ってこの話をしました。
私は教員時代にサッカー部の顧問を長くしていました。
その時に、クラブの生徒には、「学校の先生や生徒のみんなから応援されるクラブになろう」という話をよくしていました。
今はコロナ禍で大会会場にも関係者以外は入れないことが多く、応援にはなかなか行けないかもしれませんが、自分たちが公式戦で戦うとき、あるいは大会で発表する時、多くの仲間たちが応援してくれると、本当に嬉しいですし、力をもらいます。
逆にもし大会でいい成績を残しても、あまり仲間に喜んでもらえないようなら寂しいですよね。
じゃあ、そのためにどうすればいいのでしょうか。
日ごろの練習の時にもそうしたことを意識して取り組むのと、全く考えないのとでは、自ずとクラブとしての姿勢も変わってくると思います。
その結果、一人ひとりが「応戦される人」になっていくと思います。
クラブだけではなく、学校としても同じことです。
大阪成蹊女子高校が、地域の方に、学園の人に、卒業生の方やこれから入学してくる人、そんな私たちの周りの多くの人に応援してもらえるような学校になってほしいと思っています。
そして、本校には7つのコースがありますが、それぞれのコースが、応援されるコースになってほしいと思います。
そのためにどうすればいいのでしょうか。
生徒の皆さんも教職員と一緒になって考えていきませんか。
今日から3年生がいなくなり、1・2年生だけの新たなスタートの日です。
気合を入れていきましょう!