幼児教育コース「保育技術発表会」の様子
22.02.17
2022年1月28日(金)、幼児教育コース2年生による「保育技術発表会」を行いました。
今年の演目は、ミュージカル『ピーターパン』
コロナ禍で声を出すことができない中でも、こどもたちに楽しんでもうらおうと、手作りのワニのカスタネットやでんでん太鼓の作成を1学期より行っていました。
この手作りの楽器は、鑑賞での必須アイテム。
こどもたちと一緒に海賊をやっつけたり、檻を倒したりして一緒に楽しみます。
今年度こどもたちに見に来てもらうことは叶いませんでしたが、観に来てくださった方に自分たちが作成したものを使ってもらっている姿を見て、生徒たちも喜んでいました。
2学期はメインキャスト、サブキャスト、ブラックライト、音楽隊、音響・照明係とそれぞれの役割に分かれて、練習を続け、力を合わせひとつの作品として創り上げていきました。
3学期に入り練習時間が例年になく少なく、またさまざまなトラブルもある中、周りの仲間と協力し合いながら取り組む姿が多く見られました。
どの生徒もとても輝いた姿で舞台に立っており、たくさんの笑顔であふれる充実したミュージカルとなりました。
また、みんなで一つのものを創り上げる楽しさを感じてくれたと思いますので、今回感じたこと、その思いを将来、こどもたちに経験させてあげれるような先生になって欲しいと思います。
※撮影時のみマスクを外しています。
以下生徒の感想より抜粋
- ・一つ一つ、一人ひとりの役割が合わさることで大きな作品ができてとても感動しました。どの役割も欠けてはいけないと感じました。みんなで一つの作品をつくるということの難しさも楽しさも感じることができ、この経験はこのコースでしかできないことだと思い貴重な経験になりました。みんなで力を合わせ支え合って行う行事は達成感に満ち溢れ、みんな楽しかったと言っていて、私自身もやってよかったと思えました。
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- ・私は、ミュージカルは大成功であり、学校生活の良い思い出にもなりました。最後のエンディングでは皆にスポットライトがあたり、皆が楽しそうに歌うという光景が「成功した」「やり遂げた」という気持ちを感じ、涙が流れそうになりました。「一人ひとりが主役」というのはこのことをいうんだと実感することができました。それぞれの役割を果たし、本番に向かって皆のやり遂げるという気持ちが大きくなったのを感じました。これからの人生において自慢することができる出来事になったのでとてもいい経験になり、全員が一つのことをやり遂げるという成長ができミュージカルをしてよかったと思っています。
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- ・大きな課題を成し遂げるために、何か月も前から練習や準備をして学年のみんなで頑張ることは高校に入って初めてでした。コロナのことでたくさん制限がある中だったので、練習量も少なくみんなで集まる時間がほとんどありませんでした。それでも少ない時間の中、昼休みや放課後など頑張って練習をしていました。みんなで何か力を合わせて取り組んで、その結果を出せることはとても嬉しいことでした。どんな状況でも何事も諦めず、努力することが大事だと思いました。
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- ・ミュージカルを終えて思ったことは、自分はやれば出来るということです。振付を数人で協力して考えたときも、自分の意見を言えたり、みんなに振り入れをしたときも分からないところを聞かれてすぐに答えることができたり、今までの自分だったら絶対にできていないと思います。しかし、「良い作品にしたい」「最高の思い出にしたい」という強い気持ちがあったので頑張りました。その結果、見に来てくれた人に「すごい良かった」とほめてもらえて嬉しい結果が残ったので本当に頑張ってよかったと思いました。積極性を大事にして夢に向かって頑張ろうと思えました。
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- ・こどもたちが見て、とても楽しめるミュージカルになったと思いました。約半年間以上ミュージカルの練習をしてきて、難しかったところもたくさんあったけど、みんなで協力をして、もっと良くするにはどうしたら良いか意見を出し合ったりするなどして工夫することができました。本番では演技をしている人だけが主役ではなく、みんなが主役になっていて良かったです。将来、幼稚園の先生になったら、こどもたちの前に立って話をしたり、絵本を読んだりすることが多くあるので、その時は今回やったピーターパンで学んだこと、感じたことを生かせるようにしたいと思います。
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- ・全体練習が始まって上手くいかないこともありましたが、何度もやって自分たちでもどうしたら良くなるかを考え、話し合ったりして協力することができました。欠席の子のところをどうするのか自分たちで話し合ってカバーし合ったりしてすごく一体感があったと感じ、真剣にやっていたから考えて行動することもできたのかなと思いました。また、自然とやっている少しの会話が大切でコミュニケーションを自ら取っていくこともすごく大切だと学びました。自分の役割ではないことでも、自分が気づいたら動いて行動していた人がたくさんいて、その一つ一つが本番の成功に繋がったと思いました。今後100人近くの皆で長い期間をかけて一つのものを作ることはないかもしれないので高校生でできたことを誇りに思います。