お知らせ

美術科「夏期宿泊研修」の様子

19.08.07
2019年7月23日(火)~25日(木)、瀬戸内海の直島・犬島にて、美術科2年生が夏期宿泊研修を実施しました。

瀬戸内海の島々の中で、過去に精錬所や産業廃棄物の処理場等、数々の負の遺産を押し付けられ、そして忘れ去られたようとした場所、それらをアートの力で蘇らせようというプロジェクト。瀬戸内国際芸術祭はこのような発端で始まりました。

瀬戸内国際芸術祭が開催年に当たる今回、美術科2年生が研修の2日目で訪れたのが瀬戸内海に浮かぶ犬島と直島です。
永かった梅雨が明け、焼け付くような日差しの下、岡山県宇野港からチャーター船に乗り海風に吹かれながら犬島をめざしました。
犬島は1909年に銅の精錬所が出来てから、わずか10年間で精錬所は操業を終え、その後は遺構となって残っていました。

福武財団の福武聡一郎は混迷する現代社会に一石を投じる鋭い視点の現代美術作家である柳幸典に、高度経済成長期の日本に強烈な強烈なメッセージを残した作家「三島由紀夫」旧邸宅の解体部材を用いた作品の制作を依頼し、精錬所跡の遺構を最大限に活用した美術館の建築は、島の環境に負荷をかけないように自然エネルギーを生かした設計を手掛ける建築家、三分一博志に依頼しました。
生徒たちには、時代背景や現代美術作品の制作意図等を理解し、外側にある作品のイメージと内側にある作品の背景をより深く理解し鑑賞することは、多面的に対象を捉えることに多いに貢献できたのではないかと思いました。

岡山県倉敷市の大原美術館・直島のベネッセミュージアム・家プロジェクト・徳島県鳴門市の大塚国際美術館等、多彩な切り口での作品鑑賞が、若い感性の生徒たちの今後の生き方や制作の糧となってくれることを願ってやみません。
美術科学科長 堀江靖之









 
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