6月1日全校朝礼での副校長講話
19.06.03
令和元年度 大阪成蹊女子高等学校 6月全校朝礼講話
全校生徒の皆さん おはようございます。副校長の藤本です。
さて、これから皆さんに伝えたいことは学園歌の歌詞にこめられた皆さんへのメッセージです。
学園歌には1番から3番の歌詞があることは知っていますね。
今日はまず1番の歌詞から追ってみることにします。
「花くれないに緑濃く そよ風かおる安威川の
赤きいらかの学び舎に 青春の意気満ち満てり
おお成蹊われらが若き いのちのふるさといのちのふるさと」と詠っています。
「はなくれないに」は7音、みどりこくは5音と、七五調といわれる節になっています。
次の「そよ風かおる 安威川の」は何音になっていますか。数えてみてください。
やはり、7音と5音になっていると思います。
「もしもしかめよ かめさんよ 」という歌詞を、学園歌の曲にのせて歌ってみると違和感なく歌うことができます。
日本の歌には七五調の歌詞が多いですね。
非常に心地良い調べで、リズミカルに歌えてメロディが覚えやすいと思います。
「花くれない」で深い赤色、そのあとに「緑濃く」で緑色、次に「そよ風香る安威川の」で清流の青色、そして「赤きいらかの学び舎(や)に」で三色が織り込まれています。
この三色は本校では何を表す色ですか。そうです。学年カラーです。
赤には「情熱」や「勇気」、青には「安心」と「平和」、そして、自然そのもの表現していて緑には若さの中で育てられていく「誠実」と「信頼」という意味が込められていると思います。
3つの学年の色、赤・青・緑が学園歌の歌詞から導きだされたことを皆さんは感じてくれたと思います。
それぞれの学年がもつ特性を互いに働き合いながら調和することで安定した状態が保たれることになり、そのことが新たなエネルギーを生み出すことになります。
体育祭での応援合戦の演技が、会場にいるすべての人に感動を与えたのは、学年を超えた団員の一体感の表れと思います。
月に一度、今ここに、生徒のみなさんと先生たちが一つの場所に集まり、一つの時間を過ごすことができることに私は喜びを感じます。
これからも学園歌の歌詞に歌われた理想の姿をみなさんとともに追い求めていきたいと思います。