令和8年度 大阪成蹊女子高等学校 入学式式辞
新入生の皆さん、入学おめでとう。
大阪成蹊女子高校へようこそ。
学園の桜も満開となり、皆さんの門出を祝福してくれています。
この佳き日に、希望に満ちた皆さんを迎えることができ、心から嬉しく思います。
そして、保護者の皆さま、お子様のご入学、誠におめでとうございます。
心よりお喜び申し上げます。
また、本日、ご多用の中、ご臨席を賜りました、学園蹊友会、後援会、本校PTAの各御代表様、学園関係者の皆様をはじめ、多くのご来賓の皆さまに、厚く御礼を申し上げます。
さて、新入生の皆さん、改めて、入学おめでとう。いよいよ高校生ですね。
皆さんは今、新しい高校生活への期待に胸を膨らませる一方、少し不安も感じていることと思います。
当然ですよね、新しい環境に入って、新しい一歩を踏み出すのですから。
そんな皆さんに、二人の卒業生の話を紹介します。
まず、一人目の先輩です。
彼女はある時、大勢の人の前で素晴らしいスピーチを披露してくれました。
その場にいた人たちもとても感心されていました。
後日、私が「みんな、すごく感心していたよ」と言ったときに、こんなことを私に話してくれました。
「私は、中学校の時は人前で話をすることなんて絶対にできなかった。それが、高校に入っていろんな活動に参加するようになって、人の前に立っても話をすることができるようになったんです。」
彼女は本校に入学してから、行事の企画委員や生徒会執行部の活動などに参加しながら、着実に自分を成長させてきました。
卒業の際には、「友だちとか、先輩や後輩、先生たちが、いつも自分のそばにいてくれて、本当に感謝しています。この三年間でこんなに成長できました。きっと次の四年間でも成長できます。」と語り、新たな道に踏み出していきました。
二人目の先輩とは、先日、偶然ある会合で再会しました。
懐かしく話をする中で、彼女は私にこう話してくれました。
「私、今、自分の会社を作ろうと思って頑張っているんです。」
そして、こう続けました。
「5年以内に軌道に乗せます。その時には報告に伺いますので、ぜひ、後輩たちに話す機会をください。」
彼女は今、二十歳になったばかり。夢に向かって歩んでいる姿は本当に頼もしいですね。
今日、入学した皆さんも、大丈夫、きっとこれらの先輩のように、充実した高校生活を送り、大きく成長し、卒業後も夢に向かう力を身に付けることができます。
それが、大阪成蹊女子高校です。
どうか安心して、本校の生活に飛び込んできてください。
その時に一つだけ、心に留めておいてほしいことがあります。
それは「一足す一は二を超える」ということです。
これから皆さんが過ごす学校には、たくさんの生徒がいます。
その一人ひとりが、それぞれ異なる個性や特長を持っています。
自分にできないことができる人もいれば、自分にできることができない人もいます。
自分が楽しいと思うことを楽しいと思わない人もいれば、他の人が楽しいと思うことを、自分が楽しいと思わないこともあります。
感じ方や考え方は様々です。
当たり前ですよね。
一人ひとりは違う人間なのですから。
そんな個性や特長の違う存在だからこそ、力を合わせることで、一人では成し得ない、素晴らしい何かを創り出すことができます。
それが集団の力です。
そうした集団の中で過ごすことで、自分自身も知らないうちに成長していきます。
「一足す一が二を超える」、そんなクラス、そんな学年、そんな学校を、みんなで創っていってください。
でも、あまり難しく考える必要はありません。
まずは、友だちといっぱい話をしてください。
そしてクラブや行事にも積極的に参加してください。
そうした毎日の積み重ねの中で、「一足す一が二を超える」力も自然と身に付いていきます。
だから心配せずに、高校生活を充実させ、楽しんでください。
時にはしんどいこともあるかもしれないけれども、きっと、「自分は大阪成蹊でがんばった」という自信と、かけがえのない一生の友だちができると思います。
だから、自分を信じて、何にでも挑戦してみてください。
皆さん、ぜひ、我々と一緒に、本校での高校生活を充実させていきましょう。
最後になりましたが、保護者の皆さま、私たち、大阪成蹊女子高校の教職員は、生徒、一人ひとりに寄り添い、その成長を支えてまいります。
今後とも、本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
また、お忙しい中、ご臨席を賜りましたご来賓の皆さまにおかれましては、今後とも、本校の教育活動に、一層のご支援を賜りますようお願い申しあげまして、式辞といたします。
令和8年4月7日
大阪成蹊女子高等学校 校長 向畦地 昭雄