おはようございます。
朝夕がやっと涼しくなり秋になってきましたね。
朝、門の前に立っていると寒いくらいの風が吹いてきます。
季節の変わり目ですから、皆さんも体調に気を付けてください。

さて、先週の土曜日は、午後から本校のオープンスクールでした。
いつものとおり、多くの皆さんが手伝いをしてくれました。
成蹊の良き伝統ですね。改めて感謝を伝えたいと思います。

今回のオープンスクールでは、いくつかのコースで、本校の卒業生である大学生や社会人の方々が、参加した中学生やその保護者の皆さんに話をしてくださいました。
そのうちの一人の方の話です。
中学の時はそれほど英語が得意ではなかったけれども、高校に入ってから、「海外に行きたい」という気持ちが強くなって、英語の勉強を自力でどんどん進めていったそうです。
高校2年生の終わりまでには英検2級を取得し、さらに英検準1級をめざして勉強を続けます。
そして次の進路も、どうしてもある難関大学に入ってもっと英語を勉強したいという一心で取り組んだ結果、見事に合格し、今は社会人として、英語に携わる仕事に就いている、というお話でした。
その時に、成蹊の先生がすごく応援してくれて、力になってくれたという言葉は、我々にとってもとても嬉しいことでした。

自分の進路を切り開いていくときに、一番大切な事は、「どうしても、○○に行きたい、入りたい、なりたい」という強い気持ちを持つことです。
この「どうしても……したい」ということを、「目標」と言います。
そうした強い気持ちで目標を持つことができたら、そのために人は絶対に努力をするので、やがて道が開けていきます。

だから、みんなにとって、今、一番必要な事は、「どうしても○○に行きたい」とか、「どうしても○○になりたい」という強い気持ちを持つこと、言い換えると「本気になる」ということです。
すでにそうした気持ちを持っている人は、ぜひ、その本気を持ち続けてください。
まだそうした気持ちを見つけていない人は、自分の強い目標を、「自分の本気」を見つけるために、友だちと話したり、先生と話したり、お家で話したり、いろいろな所を見に行ったり、これまで興味のなかった新しい情報に耳を傾けたりしてみてください。
沢山のことを見たり、聞いたり、考えたりしていると、本当にちょっとしたきっかけで、そうした気持ちが生まれてきます。
先ほどの先輩もそうでしたし、私もそうでした。
そのちょっとしたきっかけをつかむためにも、幅広い経験をして、自分でいろんなことを考えてみてくださいね。
きっとそれが、あなたたちの「未来」を開いていきます。
3年生も、2年生も、1年生も、自分自身の本気と未来のために頑張ってください。
心から応援しています。